師厳道尊に生きる! 日蓮本宗 本山要法寺

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要法寺の景観

要法寺の景観

 

 一. 客殿について

 

安永九年(一七八〇年)の旧建物は昭和三十五年(一九六〇年)に焼失し 仮客殿であったが、

御開山日尊上人第六五〇遠忌記念事業により平成八年八月(一九九六年)新営され各種の儀式が執り行われる。

 
庫裡玄関棟   玄関ホール
 
客殿   客殿内の新仏間

 

 

 二.書院・対面所・庫裡等について

 

 

建築以来二百年以上を経過し老朽化著しく補修の道は絶え全面改築の機運が高まり、今回の事業により平成八年八月(一九九六年)に新営された。

 
対面所   大書院
 
南西から見た玄関棟   渡り廊下から見た薬医門

 

 

三.西門(高麗門)について

 

 

嘉永六年(一八五三年)晋山の第三十八祖日生上人の代に上棟されたもので伏見桃山城の遺構とも伝えられ、永い年月の経過とともに破損著しく、今回の記念事業により平成八年八月(一九九六年)に修理復元された。

 
境内北東から見た復元後の西門   復元後の西門(西側正面)

 

 

 四.庭園

 

 

今回の記念事業にあたり大書院と客殿との間に庭園が造成され美観を整えるに至った。

 
玄関棟坪庭   大書院から見た庭園
 
大書院から見た客殿方向の庭園   客殿から見た大書院方向の庭園

 

 五.宝蔵・径蔵について

 

 「私たちの要法寺」第十八頁に記載されている通り、宝蔵は天保十三年(一八四二年)に宝形造・唐破風・土蔵形式により再建され、紫震殿の曼茶羅・称徳符法の曼茶羅など各種霊宝及び仏像などが収納されていたが屋根そのほか破損個所が多くなり、収納品にも悪影響が現れる虞れが生じはじめたので、現在の径蔵と併合した収蔵庫(展示室を設置)を新営する計画のもと、今回の客殿等の全面改築工事の砌、取壊され、経蔵については寛政六年(一七九四年)宝形造・土蔵形式により再建され、各種経典・古文書・版木などが収納されているが、破損が著しく収納品の良好な保存を考慮し、前述のとおり収蔵庫を新営する計画がなされている。

 

 六.その他

 

 

薬医門(書院の門)があり、また本堂前には清涼池があり、石造りの救済橋(安永七年・一七七八年)がかかり、風致をそえている。

享保三年(一七一八年)慶大に松を植え、以来二百数十年にわたり「松の寺」としてその美観が称されてきたが、近年の都市公害のため枯死するもの多く昔の面影が薄らいできたので今回の事業の一環をして「本山要法寺緑を守る会」が平成八年六月に発足し、京都府からの補助金も得られ平成八年十月(一九九六年)に清涼池の廻りに松の木やツツジが補植され美観を整えるに至った。

なお山内には塔頭として顕寿院、実成院、法性院、本行院、本地院、眞如院、妙種院の七寺院と内墓があり、境内の総面積は約一三五〇〇平方メートルである。

   
松の木やツツジが補植された清涼池